申告書の用紙が届かない?地方税も申告書用紙の郵送廃止へ

 

東京都の法人事業税・都民税の申告書の用紙に関する変更です。

毎年、法人の申告期限1カ月前に送られてくる書類です。

令和3年10月以降、この書類の郵送が廃止されます

対象は電子申告による利用届出を提出した法人です。

ただし郵送物が全て廃止されるわけではなく、納付書と税率表は継続して郵送されます。

 

過去に決算・申告を経験されている方にはなじみのある書類かもしれません。

この書類が届くことで、「そろそろ申告の時期だな」「税理士に連絡しよう」
とお感じになる方も多いと思われます。

申告義務をお知らせするアラートとしての機能をしていた感があります。

こちらの書類について、申告書の郵送が廃止されて納付書のみ届くこととなります。

既に申告書の郵送が廃止されている税務署と足並みをそろえた格好となります。

 

納付書だけの場合、他の書類と紛れて紛失してしまうことが予想されます。
(税務署からの納付書は紛失が増えました)

納付書の紛失は別の用紙で代用できますが、申告自体を忘れてしまう可能性も考えられます。

法人の決算は原則年1回だけ、業務に忙殺されていると失念しがちです。

うっかり忘れないよう、これまで以上に注意しましょう。

e-tax・eltaxのメール登録も予防策の一つとなります。

 

税理士おおむら事務所